SEOにおける見出しは、コンテンツ内容を簡潔に伝えるうえで重要です。
この記事では、役割からそれぞれの効果、注意点まで詳しくご紹介しますので、コンテンツ制作初心者の方はぜひチェックしてみてください。⇒レイアップに相談する(無料)
Webページにおける見出しの考え方
Webページにおける見出しは「タイトルやもくじ、検索結果に表示される重要なもの」です。Webコンテンツに限らず、書籍や新聞などでも読者が内容を把握できるように見出しは活用されています。
Webページにおける見出しの考え方としては、ほかの媒体と同じです。検索エンジンもタイトルや大見出しでページの概要を把握し、中見出し・小見出しで詳細な内容を理解します。
また、読者目線で考えても見出しを見て「自分が知りたいことが書かれている」と感じた箇所から読む傾向にあります。
SEO対策における見出しの役割
SEO対策における見出しの役割は「コンテンツにどんな内容が書かれているのか」をわかりやすく伝えることです。
Webページを構築するHTMLでは「hタグ」と呼ばれ、hは「Heading(表題)」の意味があります。また、階層がh1〜6まで分かれており、一般的にはh1〜4までを使用することがほとんどです。
見出しh1〜4タグの役割
見出しh1〜4タグが使われることがほとんどだと解説しました。主な役割は、以下の通りです。
1. h1タグ/タイトル・テーマ 2. h2タグ/目次・章) 3. h3タグ/各章のポイント 4. h4タグ/補足ポイント |
ここではWebページやSEOにおけるタグごとの役割について解説します。多くの場合において、それぞれの目的に合わせて使われていますので、詳しく見ていきましょう。
1. h1タグ/タイトル・テーマ
h1タグは、もっとも大きなhタグです。Webページのタイトルやテーマを伝える場合に使います。ブログなどでは、タイトルと同じテキストを選ぶことも多いでしょう。
個別のコンテンツでは、SEOで上位表示を狙っているキーワードを必ず含めるようにし、h2タグの内容を包括した完結でわかりやすい文章でまとめるように意識してください。
この記事を例に挙げると「【初心者向け】SEOにおける見出しの役割とは?効果や設置のポイント、注意点を詳しく紹介!」です。
2. h2タグ/目次・章
h2タグは、コンテンツの目次や章立てをする際に使われます。読者がh2に書かれている文章を見ただけで「どのようなことが書かれているのか」がわかる見出しがベストです。
この記事を例に挙げると、以下の文章がh2タグに含まれます。
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3. h3タグ/各章のポイント
h3タグは、h2の中に含まれるポイントを表すときに使います。具体的には、h2に含まれることを詳しく説明するときや、ポイントを個別に分けて解説する際にh3タグでテーマを分けるように使用することがほとんどです。
この記事を例に挙げると、以下の文章がh3タグに含まれます。
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4. h4タグ/補足ポイント
h4タグは、h3を補足するときによく使われます。たとえば、手順を細かく解説したり、個別の商品を紹介をする際にh4タグを選ぶことが多いようです。
この記事を例に挙げると、以下の文章がh4タグに含まれます。
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見出しタグを設置する2つのSEO効果
見出しタグを設置するSEO効果には、主に以下の2つが挙げられます。
1. ユーザビリティが向上する 2. クローラーが記事の内容を正しく読み取れる |
いずれも「直接的な効果はない」とGoogleが公表していますが、読者・検索エンジン(クローラー)がわかりやすく、正しく記述されているコンテンツが上位表示されやすいことは確実です。
ここでは見出しタグを設置したときに得られるSEO効果について、それぞれに分けて解説します。
1. ユーザビリティが向上する
コンテンツの適切な場所に見出しを設置すると、全体が読みやすくなりユーザビリティの向上が期待できます。
特にテキスト中心のコンテンツを見る場合、始まりから終わりまで本文のみで構成されていると、非常に読みにくく、読んでいる箇所がわからなくなることもあるでしょう。
しかし、適度に見出しが設置されていれば、全体的に書かれている内容を理解しやすくなり、読みやすくなります。
2. クローラーが記事の内容を正しく読み取れる
見出しタグの設置によって、クローラーが記事の内容を正しく読み取る効果も期待できます。
クローラーとは、Webページを巡回し、コンテンツの内容を読み取るロボットです。このときに読み取るのはコンテンツのテキストだけではなく、HTMLの記述も読み込みます。
つまり、クローラーが自社サイトを巡回しても、HTMLの記述に誤りがあると検索順位は上がりません。そのため、見出しタグを適宜使い、クローラーがコンテンツを正確に読み取れるように対策する必要があります。
SEOを意識した見出しの設置2つのポイント
SEOを意識した見出し設置のポイントには、以下の2つが挙げられます。
1. hタグ(見出し)の階層ルールを守る 2. 見出しは適切なタイミング・適切な文字数で |
SEOを意識する場合「いかに読者がわかりやすいか?」という点から見出しタグを設置する必要があります。ここではそれぞれに分けてポイントを解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1. hタグ(見出し)の階層ルールを守る
hタグ(見出し)はh1~6までの階層があり、このルールを守って設置することが重要です。それぞれのタグには役割が定められています。
また、タグが示す内容はコンテンツ内での重要度にも違いがあるため、h1→h2→h3のように階層を意識して設置しましょう。具体的には以下のように設置します。また、この記事で使っている部分も合わせてご紹介します。
h1タグ:タイトル
【初心者向け】SEOにおける見出しの役割とは?効果や設置のポイント、注意点を詳しく紹介!
h2タグ:章
SEO対策における見出しの役割
h3タグ:項
見出しh1〜4タグの役割
h4タグ:補足事項
1. h1タグ/タイトル・テーマ
h5・h6タグもありますが、細かく分けすぎてしまうと、検索エンジン・読者ともに混乱してしまう原因です。そのため、基本的にはh4タグまでの設置としましょう。
2. 見出しは適切なタイミング・適切な文字数で
見出しは全体の流れをわかりやすく伝える役割がありますが、設置数が多すぎると読みにくくなってしまうことがあります。そのため、見出しタグは適切なタイミングで挟むように意識しましょう。
なお、文字数にも注意が必要です。h1タグはタイトルに該当し、長くしすぎると検索結果で上位表示されたとしても途中で切れてしまいます。30文字程度をひとつの目安にしてください。
また、h2タグの場合は20文字程度に収めるようにし、簡潔に伝えられるような文章であることが重要です。ちなみにSEOと文字数の関係は次のページでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
読んでもらう見出し設定の3つのコツ
読んでもらう見出し設定のコツには、以下の3つが挙げられます。
1. パッとひと目でコンテンツの内容がわかるように 2. わかりやすい丁寧な日本語にする 3. ターゲットキーワードを適切に入れる |
タイトルともくじを見て、コンテンツの概要を理解できる見出しタグの使い方がWebコンテンツの構成を作るうえで重要です。
ここでは、ユーザーに読んでもらうための見出し設定のコツをそれぞれに分けて解説しますので。見ていきましょう。
1. パッとひと目でコンテンツの内容がわかるように
Webコンテンツを検索するユーザーは、自分が知りたい情報を探しているため、見出しで「どんな内容が書かれているか」をパッとひと目でわかるように伝えることが重要です。
そのため、余分な表現を省いて、スッキリとした文章を書くようにしましょう。このときに意識したいポイントは以下の通りです。
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見出しは長すぎず「どんなことが書かれているか」を簡潔にまとめるように意識しましょう。
2. わかりやすい丁寧な日本語にする
見出しは、ユーザーがひと目で内容を理解することが重要です。そのため、わかりやすく丁寧な日本語で内容を伝えましょう。
見慣れない漢字や読みにくいと想定される場合は、ひらがなを選ぶようにしてください。また、1文に2つ以上の意味を込めないように注意が必要です。
見出しは一文一義となるようにしましょう。いずれも、ユーザーが流し読みしても伝わるように作成するために欠かせないポイントです。
3. ターゲットキーワードを適切に入れる
見出しタグへは、ターゲットキーワードを適切に入れましょう。このときに詰め込みすぎないようにすることが重要です。
1つの見出しにターゲット・関連ワードは1つだけ使うようにしてください。少しでもキーワードや関連語を詰め込もうと意識してしまうと、ユーザーからは非常に読みにくく、くどい印象の見出しとなってしまいます。
しかし、ターゲットキーワードを一切盛り込まなければ、ユーザーはどこに「自分が探している情報があるのか」と迷わせてしまう原因です。キーワード選定のやり方は次のページにて紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
見出しタグをつける際の3つの注意点
見出しタグをつける際の注意点には、以下の3つが挙げられます。
1. キーワードの詰め込みをしない 2. 長すぎる見出しの設計をしない 3. 不必要な見出しタグを設置しない |
見出しタグはユーザー・検索エンジンのどちらを対象にしても「簡潔にわかりやすくまとめる」ことが重要です。ここではそれぞれの注意点に分けて解説しますので、見ていきましょう。
1. キーワードの詰め込みをしない
SEO対策において「キーワードの数が重要」のような考え方から、キーワードの詰め込みが見られる見出しタグが使われていることがあります。
たとえば、以下のような見出しはキーワードを詰め込んでいると言えるでしょう。
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h2タグで章に書かれていることは十分理解できますので、h3タグに毎回キーワードを詰め込んでしまうと、非常に読みにくくなります。当記事では、以下のようにまとめています。
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2. 長すぎる見出しの設計をしない
見出しが長すぎると、ユーザーが情報を理解するまでに時間がかかってしまいます。コンテンツ内でこのようなことが続けばストレスを感じて離脱する原因にもなりかねません。
先ほどの見出し例を組み合わせて「見出しタグを設置するSEO効果はユーザビリティの向上とクローラーが記事内容を正しく読み取ること」のようにひとまとめにしてしまうと、理解するまでに時間がかかります。
見出しの情報量が多くなりそうな場合は、ポイントを区切って1つずつ分けるように設計しましょう。
3. 不必要な見出しタグを設置しない
見出しでこまめに論点を分けることは重要です。しかし、不必要に見出しタグを設置することも避けてください。
見出しが多くなると、ユーザーが全体像を掴む時間が増え、労力もかかってしまいます。さらに、コンテンツから得られることへの関心も薄まってしまい、離脱するおそれも高まってしまうでしょう。
そのような離脱が増えると、SEO対策のうえにもマイナスに働きます。見出し量のバランスが適切であるかは、構成時点で必ず意識しましょう。
まとめ
初心者向けにSEO対策を検討するうえで知っておきたい「見出しの考え方」について解説しました。見出しはユーザーに「このコンテンツに書かれている情報」をわかりやすく伝えるために使います。そのため、コンテンツ作成時にはわかりやすさと伝わりやすさを意識してください。
また、クローラー対策においても、適切なHTMLでの記述やキーワードを使用して「どんなことを解決するコンテンツ」なのかをわかりやすく見出しタグで伝えましょう。
本記事では、段階ごとに意識したいポイントについて詳しく解説しましたので、迷ったときはぜひ参考にしてみてください。弊社レイアップではSEO対策をメインにコンテンツマーケティングを支援しています。
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