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執筆者の写真光田 直史

SERPs(サープス)とは?理解するメリットや表示される情報、掲載までの流れをご紹介!


SERPs(サープス)とは?理解するメリットや表示される情報、掲載までの流れをご紹介!

SERPs(Search Engine Result Pages)は、ユーザーが検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に表示されるページです。


この検索結果に表示される情報や検索順位の仕組みを知ることは、SEO対策の一環として非常に大切です。


本記事では、SERPs(サープス)の概要や詳細を理解するメリット、表示される情報、掲載までの流れをご紹介します。


また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。⇒レイアップに相談する(無料)




SERPs(サープス)とは?

SERPs(サープス)とは?

SERPs(Search Engine Result Pages)は、ユーザーが検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に表示されるページです。


検索結果ページは、広告枠と自然検索枠に分かれており、それぞれウェブサイトのタイトルやメタディスクリプションが表示され、Googleのアルゴリズムにもとづいて順位付けされています。


また、検索エンジンマーケティングにおいて、SERPsは重要な要素であり、効率的なオンライン戦略を考える際に多くのヒントを提供してくれています。



SERPsを理解するメリットは3つ


次は、SERPsを理解するメリットについて解説します。

  • ニーズの把握や競合他社の分析ができる

  • マーケティング施策や戦略のヒントが得られる

  • 広告・プロモーション施策でのキーワード選定に活用できる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。


1.ニーズの把握や競合他社の分析ができる


SERPsの確認は、検索エンジンがユーザーのニーズをどのように捉えているかを理解する手段として効果的です。


特定のキーワードで検索する際、表示される結果はユーザーの関心やニーズを反映しており、競合他社の戦略も確認できます。


SEOやリスティング広告の上位表示を分析すれば、競争相手の動向を把握して、自社が市場でどのような立ち位置にあるかを理解するチャンスになります。


これにより、より効果的なマーケティング戦略の立案が可能です。


2.マーケティング施策や戦略のヒントが得られる


特定のキーワードで検索した際に、説明ページが多く表示される場合、そのキーワードがまだ広く認知されていない可能性が高いです。


一方、比較サイトや口コミが目立つ場合、そのキーワードはユーザーが複数の選択肢を検討している場合があります。


さらに、競合他社がどのようなタイトルや説明文を使用しているかを分析すれば、自社の商品やサービスの改善点を見つけられます。


3.広告・プロモーション施策でのキーワード選定に活用できる


リスティング広告やSEOで効果的な運用をするためには、適切なキーワード選びが不可欠です。誤ったキーワードの選定は無駄なコストにつながりかねません。


このため、SERPsを活用し、ユーザーの行動や競合他社の戦略を分析すれば、競争が少なく、需要の高いキーワードを見つけられます。これにより、広告施策の成功率を高められます。



SERPsに表示される11種類の情報


次は、SERPsに表示される情報について解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。


1.ユニバーサル検索

ユニバーサル検索

ユニバーサル検索とは、通常のWebページ以外に、画像、動画、ニュース、地図などの多様なコンテンツが検索結果に表示される仕組みです。


この機能は、ユーザーが求める情報に効率よくアクセスできるように設計されており、クリック回数を減らして、使いやすさを向上させるのが目的です。


たとえば、検索結果には「ナレッジパネル」や地域関連の「ローカルパック」が表示されます。これにより、関連する情報を一目で確認できるため、ユーザーの利便性が高まります。


2.パーソナライズド検索


パーソナライズド検索は、ユーザーごとの検索履歴や現在地などにもとづき、SERPsの表示内容を個別にカスタマイズする機能です。


この仕組みは、ユーザーの関心や行動に応じて最適な検索結果を提供するのが目的です。


たとえば、現在地にもとづいて近くの店舗情報を優先的に表示したり、過去に検索した内容に関連する情報を反映した結果を表示したりなど、よりパーソナライズされた体験を提供します。


これにより、ユーザーはより迅速かつ的確に求める情報にアクセスできます。


3.バーティカル検索

バーティカル検索

バーティカル検索は、検索窓のすぐ下に表示され、ユーザーが任意のカテゴリを指定して検索結果を絞り込める機能です。


たとえば、「すべて」「画像」「ニュース」「動画」などのカテゴリが表示され、キーワードに応じてその順序が変動するのが特徴です。


検索意図にもとづいて、ユーザーにとって最適な順序でカテゴリが表示されます。特定のテーマで検索した際、異なる情報が優先されるため、効率的に関連する情報を見つけられます。


4.アンサーボックス

アンサーボックス

アンサーボックスは、検索結果ページの最上部に、検索キーワードに対する答えを表示する機能です。


通常の検索結果よりも上に配置されるため、ユーザーの目に留まりやすく、自然にクリック率が高まります。


このため、自社のコンテンツがアンサーボックスに表示されると、より多くのユーザーが興味を持ち、サイトへの訪問者数が増加する可能性があります。


なお、強調スニペットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。



5.リッチスニペット


リッチスニペットは、通常のスニペットよりも情報量が多く、検索結果に画像やレビュー、FAQなどが表示される機能です。


これにより、ユーザーは検索結果の段階でページ内容を視覚的に理解でき、クリック率の向上が期待できます。


また、リッチスニペットを活用するには、構造化データを使用してページをマークアップする対応が必要です。


6.リスティング広告

リスティング広告

リスティング広告とは、検索結果ページの最上部に表示されるWeb広告で、特定のキーワードにもとづいて表示されます。


この広告は、ユーザーがそのキーワードに関心を持って検索した場合にのみ出現し、「スポンサー」などの表記がついているため、広告であることが明確です。


リスティング広告は、商品やサービスに興味を持つユーザーに直接アプローチできるため、集客や宣伝に効果的で、クリック率が高い傾向にあります。


7.ナレッジパネル


ナレッジパネルとは、特定のキーワードを検索した際に、Googleが関連情報を一目でわかるように整理して表示する機能です。


このパネルは、作品名や人物名、場所に関連する詳細な情報をまとめて提供し、通常の検索結果とは異なる位置に表示されます。


Googleのデータベース「ナレッジグラフ」をもとにしており、ユーザーの検索意図に合った情報を迅速に提供するのが目的です。


映画や人物など、検索した対象に応じた大切な情報がわかりやすく整理されるのも特徴的です。


8.他の人はこちらも検索

他の人はこちらも検索

「他の人はこちらも検索」とは、特定のページを訪問した後に検索結果へ戻った際に表示される機能です。


この機能は、過去に同じキーワードで検索した、ほかのユーザーが次にどのキーワードを使用したかをもとに、関連する検索候補を提示します。


この表示がされる場合、ユーザーは訪問したページで十分な情報が得られなかった可能性が高く、Googleはそのニーズを満たすために追加の検索キーワードを提案する仕組みです。


9.Googleショッピング


Googleショッピングは、ユーザーが検索したキーワードにもとづいて商品を見つけ、購入できるサービスです。


検索結果ページには、商品の画像や価格が表示され、ユーザーはそのまま商品ページに移動できるため、購入までの手間が少なく、利便性が高いです。


また、表示される商品は、公式メーカーサイトや大手通販サイトから提供されています。これにより、ユーザーはクリックすれば、販売元の詳細情報を簡単に確認できます。


10.Googleしごと検索(Google for Jobs)


Googleしごと検索は、求人や転職関連のキーワードで検索した際に表示されるサービスです。


ユーザーがGoogleアカウントに登録している地域の求人情報を簡単に確認でき、希望の職種や勤務地にもとづいた結果が提供されます。


この機能により、求職者は効率よく仕事を検索でき、企業側も応募者数の増加が期待できます。


また、求人情報が検索上位になっていなくても、Googleのクローリング技術によって、適切な求人が表示される仕組みです。


11.Ai Overview

Ai Overview

AI Overview(旧:SGE)は、2024年にアメリカで導入され、Google検索時に生成AIが回答を提示する機能です。


日本では一部ユーザーがこの機能を利用できますが、すべての検索で表示されるわけではありません。


「ナイルのSEO相談室」の調査によると、デバイスによって出現率に差があり、PCでは17.8%、iPhoneでは20.1%、Androidでは26.1%という結果が出ています。


今後、日本でも広く展開される可能性があるため、動向に注目しておきましょう。




SERPsに情報が掲載されるまでの流れ


SERPsに情報が表示されるまでの流れは、以下のとおりです。

  • クロージング

検索エンジンのクローラーがWebページを巡回し、その内容やリンクを自動的に収集する


  • インデックス

収集されたデータは「インデックス」に登録され、検索エンジン内で保存される


  • ランキング

インデックスが完了すると、検索結果に表示される準備が整う。「ランキング」によってそのページが検索結果のどの位置に表示されるかが決まる



SERPsとSEOの関係性


SERPsの進化により、ユーザーの検索体験は向上していますが、「ゼロクリックサーチ」のリスクも増えています。


ゼロクリックサーチとは、検索結果ページの情報のみで満足し、実際にWebページを閲覧せずに検索を終了する行為を指します。


AI Overviewの導入により、この傾向が強まって、自社サイトへのアクセス減少を懸念する声も多いです。


Googleは、AI Overview内のリンクがクリックされやすいとしていますが、確実な対策はまだ明示されていません。信頼性の高いサイト作りが、今後のポイントになります。



SERPs(サープス)でよくある3つの質問


最後に、SERPs(サープス)でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.SERPsのデスクトップとモバイルによる違いは?

  • 質問2.SERPsで上位表示させるにはどうするべき?

  • 質問3.検索結果に情報が反映されているか確認する方法は?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。


質問1.SERPsのデスクトップとモバイルによる違いは?


SERPsはデスクトップとモバイルで異なる要素があり、SEOを最適化する際にこれらの違いを理解しておかなければなりません。


上位表示されているのにクリック率が低い場合、デバイスごとのSERPsの特徴を分析すると、改善策が見つかる場合があります。


モバイルでは、自然検索結果にサムネイル画像が表示される場合が多く、この要素が検索順位やクリック率に影響を与える可能性があります。


デバイスごとに表示方法が異なるため、モバイル向けのコンテンツ最適化が今後のSEO戦略に欠かせません。


質問2.SERPsで上位表示させるにはどうするべき?


SERPsで上位表示させるには、以下のポイントを抑えておきましょう。

  • Googleの認識を理解する

SERPsで上位表示を目指すには、Googleが公開している「Googleが重視する10の事実」を理解する。これにより、検索エンジンが重視する評価基準を理解でき、効果的な対策が可能となる


  • 競合のタイトルとディスクリプションを分析する

上位表示されているサイトのタイトルやディスクリプションを参考にして、キーワードの使い方や文字数のバランスを確認する


  • ユーザーの検索意図を把握する

ユーザーの検索意図を正確に推測して、ニーズに応じたコンテンツを提供する。ユーザーのニーズを推定するにはペルソナ設定が欠かせない


  • 最新のSERPs仕様をキャッチアップする

SERPsのアップデートに対応し、自社でできる対策を考えて実装することが、競争力を高めるポイントになる


質問3.検索結果に情報が反映されているか確認する方法は?


検索結果にサイト情報が正しく反映されているかを確認するには、「Google Search Console」を活用しましょう。


上部にある検索窓にインデックスさせたいURLを入力すれば、現在の状況を簡単に確認できます。


もし、インデックスされていない場合は同じ手順でURLを入力して、インデックスのリクエストの申請も可能です。


エラーが発生する場合、主な原因はクローリングエラーやガイドライン違反です。このため、問題を特定して、適切に修正すれば、再インデックスが促進されます。



まとめ


本記事では、SERPs(サープス)の概要や詳細を理解するメリット、表示される情報、掲載までの流れをご紹介しました。


SERPsを理解すれば、ユーザーニーズの把握や討論分析、マーケティング戦略のヒントを得られるため、キーワード評価にも役立ちます。SERPsには、ユニバーサル検索やリッチスニペット、リスティング広告などさまざまな情報が表示されます。


SERPsに情報が表示されるまでの流れは、検索エンジンのクローラーがWebページを巡回し、その内容やリンクを自動的に収集する「クロージング」が行われ、収集されたデータは「インデックス」に登録されて、検索エンジン内で保存後、ランキングがついて表示される仕組みです。


また、AI Overviewの導入により、ゼロクリックサーチ傾向が強まって、自社サイトへのアクセス減少を懸念する声も多いです。このため、ユーザーのニーズを理解して、信頼できるサイト作りを心がけましょう。


なお、合同会社LAYUPでは、初めてデジタルマーケティングに取り組む方に向け、ご相談やお見積もりの依頼を承っています。


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