
SEOの文字数は、検索順位を決める要素ではありません。「SEOの文字数は何文字が正解か」と調べるほど、長いほど有利という説と短くてよいという説の両方に出会い、手が止まります。結論、Googleは特定の文字数を優先しないと明言しており、当社サイト182記事の実測でも、上位10件に入る記事は圏外の記事より短いという結果でした。文字数は先に決めるものではなく、次の3つの目安で確かめるものです。
- 目安①タイトルは28字以内で検索語を前半に置く
- 目安②メタディスクリプションは100字前後で結論から書く
- 目安③本文は上位10件の見出しを数えて量を決める
この記事では、自社182記事の実測で分かった文字数と順位の関係、文字数を決める3つの目安、Googleの公式見解、よくある質問を解説します。
目次
SEOの文字数と順位の関係が分かった3つの実測
当社サイト(layup.info)の公開記事182本を集計したところ、上位10件に入る記事の本文は中央値5,013字で、30位圏外の記事の6,524字より約1,500字短いという結果でした。
筆者(株式会社LAYUP代表取締役の光田直史)が2026年9月15日〜16日に、WordPressの公開APIで本文の文字数を集計し、DataForSEO(検索順位の計測サービス)の実測順位と突き合わせました。

筆者が作成(自社サイトの実測・2026年9月16日集計)
◆3つの実測の概要(2026年9月16日時点・当社サイトの実データ)
| 実測 | 対象 | 分かったこと |
|---|---|---|
| 実測① | 自社の公開記事182本の文字数と実測順位 | 上位10件の中央値5,013字、圏外の中央値6,524字。順位との相関は弱い |
| 実測② | 「seo 文字数」「メタタグとは」の検索結果20件のタイトル | 12件に「…」の省略があり、末尾で省略された10件の表示は先頭26〜32字 |
| 実測③ | この記事の旧版(90日間のSearch Console) | 表示772回・クリック0回。表示の68%はタイトルの文字数を調べる検索だった |
実測①上位10件の記事は圏外の記事より約1,500字短かった
集計した182記事のうち、対策キーワードで30位以内に入っていたのは48本です。順位帯ごとの本文文字数の中央値は、1〜10位が5,013字、11〜30位が6,127字、30位圏外が6,524字で、順位が良い記事ほど短いという逆の並びになりました。
30位以内の48記事で順位と文字数の相関(スピアマンの順位相関係数)を計算すると0.35で、統計上は弱い関係にとどまります。しかも符号は「文字数が多いほど順位の数字が大きい=順位が低い」方向です。
個別に見ると、3,220字の記事が「岡山 Shopify」で1位に入る一方、13,991字の記事は「ecサイト運営」で30位圏外でした。上位10件に入った24記事のうち6記事は4,000字未満です。長く書くほど有利という説は、少なくとも当社のサイトでは成り立ちませんでした。
実測②検索結果のタイトルは先頭26〜32字で省略された
タイトルの文字数は、検索順位ではなくクリック率に関わります。2026年9月16日にDataForSEOで取得した「seo 文字数」と「メタタグとは」の検索結果20件のうち、10件のタイトルが「…」で省略され、表示されていたのは先頭26〜32字でした。
省略されずに表示されたタイトルは10字から31字でした。それより長い2件は、途中が「…」で省略されたうえに末尾へサイト名が付く形に置き換わっていました。Googleはタイトルの文字数の上限を公表していませんが、日本語の検索結果では30字前後で切れると考えて差し支えありません。
当社は記事タイトルを28字以内(【】は2字と数える)に統一しており、2026年9月13日〜15日には旧来の長いタイトルの記事13本を28字以内へ書き直しました。この記事のタイトルも27字です。
実測③旧版の記事は「関係ない」と書いて圏外だった
この記事の旧版は「SEOの文字数は関係ない?順位を決めない3つの理由とポイント」というタイトルで、文字数の目安は記事の後半にだけ置いていました。2026年6月18日〜9月16日の90日間で、Search Consoleの表示回数は772回、クリックは0回、「seo 文字数」の実測順位は100位圏外でした。
表示されたクエリ(検索語)を分類すると、「seo タイトル 文字数」「タイトル 文字数 seo」などタイトルの文字数を調べる検索が527回(68%)、「description 文字数」などメタディスクリプションの文字数を調べる検索が221回(29%)でした。本文の文字数そのものを調べる検索は24回(3%)しかありません。
読者は「関係ない」という結論ではなく、タイトルとメタディスクリプションの具体的な字数を知りたくて検索していました。筆者の反省として、本記事では実測データと3つの目安を前半に置き、公式見解を後半で裏付ける構成に改めています。
SEOの文字数を決める3つの目安
文字数は「何文字書くか」を先に決めるのではなく、タイトル・メタディスクリプション・本文のそれぞれで「何を入れるか」を決めた結果として確かめます。当社が182記事の運用と執筆ルールで使っている目安を、そのまま公開します。
◆SEOの文字数の目安(当社の執筆ルール・2026年9月時点)
| 場所 | 目安 | 根拠 |
|---|---|---|
| タイトル | 28字以内・検索語を前半に | 検索結果で先頭26〜32字までしか表示されない(実測②) |
| メタディスクリプション | 100字前後・結論から書く | Googleは長さの上限を示さず、必要に応じて切り詰める |
| 本文 | 上位10件の見出しを数えて決める | 上位10件の当社記事は2,732〜9,211字。1見出しあたり200字以上 |
目安①タイトルは28字以内で検索語を前半に置く
タイトルは、検索結果に表示される範囲に検索語と結論が収まるように書きます。当社の執筆ルールでは28字以内とし、検索語をタイトルの前半に置くよう定めました。実測②のとおり、日本語の検索結果では26〜32字で省略されるためです。
たとえば、この記事のタイトルは「SEOの文字数は関係ない?182記事の実測と3つの目安」で、検索語「SEO」「文字数」を冒頭に置いた形です。数字(182記事・3つ)を入れると、読者が記事の中身を想像しやすくなります。
なお、WordPressのテーマによっては、記事名の後ろにサイト名などの定型文が自動で付きます。当社サイトでは約40字の定型文が付くため、記事名の部分だけで内容が伝わるようにしました。タイトルの作り方はSEOに効果的なタイトルの記事で詳しく解説しています。
目安②メタディスクリプションは100字前後で結論から書く
メタディスクリプション(検索結果でタイトルの下に出る説明文)は、順位には影響しませんが、クリックするかどうかの判断材料になります。当社は100字前後で、記事の結論と読んで得られる内容を「この記事では、」から書き始める形に統一しています。
Googleは長さの上限を公表しておらず、検索結果では必要に応じて切り詰められる仕組みです。また、メタディスクリプションを設定していても、Googleが本文から別の説明文を生成する場合があります。当社サイトは記事ごとの入力欄が無く、本文の冒頭が自動で説明文に使われるため、書き出しの1文目を結論にしました。
説明文の書き方はメタディスクリプションの記事で、タイトルやOGPなどのタグ全体はメタタグの記事で解説しています。
目安③本文は上位10件の見出しを数えて量を決める
本文の文字数は、検索語で上位10件に入っている記事の見出し(h2・h3)を書き出し、読者の問いを漏れなく拾ったうえで、1見出しあたり200字以上で書いた結果として決まります。当社の上位10件の記事は2,732字から9,211字まで幅があり、共通しているのは文字数ではなく「見出しごとに問いへ答えている」構成です。
たとえば「seo 文字数」の上位10件を確認すると、本文の目安だけでなく、タイトルの文字数を扱う記事が2件含まれていました。読者の問いにタイトルの字数が含まれる以上、本文の目安だけを書いた記事では足りません。
見出しの数が決まれば、文字数はおおよそ「見出しの数×200〜400字」に収まります。上位10件の見出しを数える手順は検索クエリの記事で、記事に独自の情報を入れる方法は一次情報の記事で解説しています。
SEOの文字数についてGoogleが示す3つの公式見解
Googleは、文字数を優先する仕組みは存在しないと公式ドキュメントで明言しています。当社の実測(見出し①)が示す「長さと順位に関係が無い」という結果は、この公式見解と一致する形でした。ここでは、文字数に関わる3つの記述を出典のスクリーンショットとともに紹介します。
見解①Googleが優先する文字数は存在しない
Google検索セントラルの「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」では、検索エンジンを第一に考えた作り方を避けるための自己評価の質問を挙げています。その中に「Googleが優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか(そのような設定は存在しません)」という一文があります。

出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル(スクリーンショットは筆者取得)
文字数を目標にした時点で、Googleが避けるよう求めている作り方に当てはまります。同じ質問群には「ユーザーがコンテンツを読み終わっても、他のソースから良い情報を得るために再び検索する必要があると感じさせていないか」も含まれており、評価の軸は読者の問いに答え切ったかどうかです。
見解②タイトルは長すぎると一部しか表示されない
Google検索セントラルの「Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更」では、titleタグのベストプラクティスを示しています。「不必要に長いものや無駄な情報が含まれるのを避けてください」「タイトルリンクにはtitleに設定されたテキストがすべて表示されるわけではない」と明記されており、具体的な文字数の上限は書かれていません。

出典:Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更|Google 検索セントラル(スクリーンショットは筆者取得)
同じページでは、キーワードの乱用や定型文の繰り返しを避け、ブランド名は簡潔にするよう求めています。タイトルに問題があるとGoogleが見出しを自動で書き換える場合があるため、字数を削るだけでなく、ページの内容を正確に表す言葉を選ぶ必要があります。
見解③メタディスクリプションの長さに制限はない
Google検索セントラルの「検索結果のスニペットを管理する」では、「メタ ディスクリプションの長さに制限はありません。ただし Google の検索結果では、スニペットは必要に応じて切り詰められます」と説明しています。

出典:検索結果のスニペットを管理する|Google 検索セントラル(スクリーンショットは筆者取得)
同じページには、スニペットは主にページの本文から自動生成され、メタディスクリプションのほうがページを正確に説明できる場合にそちらが使われる、とあります。字数を合わせるより、ページごとに固有で正確な説明を書くほうが、Googleの案内に沿っています。
SEO・LLMOの内製化なら、株式会社LAYUP
私たち株式会社LAYUP(岡山市北区津島新野)は、SEOの施策を外部に任せ続けるのではなく、社内の担当者が自分で判断して回せる状態をつくる「SEO・LLMO内製化支援」を提供しています。この記事の実測データは、当社が自社サイトの182記事を実際に運用し、毎週の順位計測とSearch Consoleの確認を続けているからこそ出せる数字です。
筆者の光田直史(代表取締役)は、岡山市の印刷会社をはじめとする中小企業で、SEO内製化研修とAIエージェント構築研修を担当しています。研修では、上位10件の見出しを数えて構成を決める手順や、タイトル28字・説明文100字の執筆ルールを、受講者が自社の記事でそのまま使える形でお渡しします。
AI Overview(Google検索の上部に出るAIの要約)やAIモードでは、文字数ではなく「他所にない一次情報があるか」が引用の条件です。当社は対象キーワード197語について、AI Overviewの枠の有無と自社記事の引用を毎週計測し、その方法も研修の中で共有しています。
文字数の正解探しをやめ、自社の実データで記事を判断できる体制を作りたい方は、SEO・LLMO内製化支援の相談からお気軽にお問い合わせください。
SEOの文字数でよくある3つの質問
質問①SEO記事の文字数に下限はありますか?
下限はありません。Googleは特定の文字数を優先しないと明言しており、当社の実測でも2,732字の記事が2位、3,220字の記事が1位に入っています。
必要な量は、検索語ごとに異なるのが実情です。用語の意味だけを知りたい検索なら短くて済み、比較や手順を知りたい検索なら見出しが増えて長くなります。「最低何文字」ではなく、上位10件の見出しを数えて漏れがないかを確かめてください。
質問②見出し1つあたりの文字数はどれくらい必要ですか?
当社の執筆ルールでは、h2・h3の見出し1つにつき本文200字以上と定めています。見出しの直後の1〜2文で結論を書き、その後に根拠と具体例を添えると、自然に200〜400字に収まります。
200字に満たない見出しは、その見出しが不要か、答えが薄いかのどちらかです。AI検索は見出し単位で内容を抜き出すため、1つの見出しで1つの問いに答え切る形にすると、引用もされやすくなります。
質問③文字数を増やせば検索順位は上がりますか?
上がりません。当社の実測では、30位圏外の記事のほうが上位10件の記事より約1,500字長く、9,000字を超える記事17本のうち13本が圏外でした。
検索意図と関係のない情報を足すと、読者が途中で離脱し、記事全体の評価まで下がります。加筆するときは「この一文は読者の問いを解消するか」を基準にし、答えになっていない段落は削ってください。
SEOの文字数より検索意図と一次情報で上位を狙おう
SEOの文字数は、順位を決める要素ではなく、読者の問いに答えた結果として決まる数字です。本記事で紹介した3つの目安を、自社の記事の点検に使ってください。
- 目安①タイトルは28字以内で検索語を前半に置く
- 目安②メタディスクリプションは100字前後で結論から書く
- 目安③本文は上位10件の見出しを数えて量を決める
本文で触れなかった補足として、文字数を数えるときはタイトル・目次・画像の説明文を除き、本文だけを対象にしてください。目次や定型文を含めた数字で競合と比べると、必要な量を見誤ります。
この記事の要点は次の3つです。
- 当社182記事の実測では、上位10件の記事(中央値5,013字)は圏外の記事(6,524字)より短く、順位との相関は弱い
- Googleは「優先する文字数は存在しない」と明言し、タイトルとメタディスクリプションの上限も公表していない
- 検索結果のタイトルは先頭26〜32字で省略されるため、28字以内で検索語を前半に置く
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