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ページネーションとは?SEOに強い設定3ステップ

ページネーションとは、記事一覧や商品一覧のような長いコンテンツを複数のページに分割し、「次へ」やページ番号のリンクで移動できるようにする仕組みです。「ページネーションとは何か、SEOでどう設定すべきか」を調べている方は、まず自社の一覧ページを点検してください。

筆者が2026年10月8日に当社サイトの記事一覧9ページを点検したところ、Googleが使わなくなったrel=”next”/”prev”が無くても全ページが登録されていました。Googleが示す設定は次の3ステップです。

  • ステップ①各ページに一意のURLとcanonicalを付ける
  • ステップ②aタグで次のページと1ページ目へ順番にリンクする
  • ステップ③並べ替えのURLはnoindexで除外する

この記事では、当社サイトの実測で分かった3つの事実、設定3ステップ、3方式の長所と短所、実装方法、よくある質問を解説します。

ページネーションを当社サイトで実測して分かった3つの事実

ページネーションのSEOは、一般論より自社サイトの一覧ページを1つ点検した方が早く理解できます。当社は自社サイト layup.info の記事一覧(/case/)をWordPressの標準機能で9ページに分けており、筆者が2026年10月8日にHTMLとGoogle Search Consoleの両方を確かめました。

◆当社サイトの記事一覧(/case/)の設定とSearch Consoleの実測(2026年10月8日)

点検した項目結果
ページ数9ページ(1ページ22記事)。10ページ目以降は404
URL/case/ と /case/page/2/ 〜 /case/page/9/ がそれぞれ一意
canonical各ページが自分自身を正規URLに指定
リンク前へ・次へ・ページ番号・1ページ目へのリンクをaタグで設置
rel=”next”/”prev”無し
URL検査(2ページ目)インデックス登録済み・最終クロール2026年8月20日・参照元は1ページ目と4ページ目
検索での表示(直近90日)1ページ目は17回・クリック0、2ページ目以降はサイト全体で5URL・18回・クリック1
当社サイトの記事一覧9ページの設定とSearch Consoleの実測結果の図

筆者が作成

事実①rel=next/prevなしで9ページ全部が登録済み

当社サイトの記事一覧は、rel=”next”/”prev”を書いていません。それでもSearch ConsoleのURL検査で2ページ目を調べると、インデックス登録済みで、Googleが選んだ正規URLも2ページ目自身でした。

参照元として記録されていたのは1ページ目と4ページ目で、ページ番号のリンクをたどって見つけられています。Googleはhref属性の付いたaタグのリンクをたどるため、各ページが順番にリンクされていればタグの指定は要りません。

Google検索セントラルのページ分け、段階的ページ読み込みでも、以前はrel=”next”/”prev”を使っていたが今後は使わないと明記されています。

当社の実測は、この説明どおりの結果でした。タグを足す前に、各ページのリンクがaタグで書かれているかを見る方が先です。

当社サイトの記事一覧2ページ目に表示されるページネーションの画面

筆者が撮影

事実②2ページ目以降の検索表示は90日で18回だけ

Search Consoleで2026年7月10日から10月8日までの90日間を見ると、URLに「/page/」を含むページの検索表示はサイト全体で5URL・18回、クリックは1回でした。記事一覧の1ページ目も表示17回・クリック0回です。

同じ期間に、旧版のこの記事1本だけで表示1,858回ありました。ページネーションで分けた一覧ページは検索の入口にはほぼならず、役割は個々の記事をGoogleに見つけさせることにあります。

一覧ページの順位を上げようとして本文を足すより、各記事へのリンクが途切れていないかを確かめてください。当社も一覧ページの文章は増やさず、記事の発見経路として扱っています。

事実③旧版はrel=prev/next前提の誤りを含んでいた

筆者が旧版のこの記事で書いていた「headタグ内に完全URLで記述する」「URLのパラメータは揃える」の2項目は、rel=”prev”/”next”を書く前提の注意点でした。Googleが使わないタグの書き方を注意点として残していた形で、今回のリライトで削除しています。

旧版では相対URLの例として「//example.com」を挙げていましたが、これはプロトコル相対URL(通信方式だけを省いたURL)で、相対URLの例として不適切でした。実測で100位圏外だった旧版は、こうした古い情報と事実誤りを含んだままで、2026年9月の調査では21位から順位を落としていました。

Googleの説明では、他の検索エンジンはrel=”next”/”prev”を引き続き使う可能性があるとされています。残しても害はありませんが、Google向けの対策としては効果が無いため、本記事では後述する3ステップに置き換えました。

Google推奨に沿ったページネーションの設定3ステップ

ページネーションの設定は、Googleのドキュメントに書かれたベストプラクティスを3つの手順に直すと迷いません。当社サイトの点検も、この3つの順で行いました。

出典は、Google検索セントラルのページ分け、段階的ページ読み込みです。ECサイト向けのページですが、記事一覧や求人一覧など長い一覧を持つサイトすべてに当てはまります。

Google推奨に沿ったページネーションの設定3ステップの図

筆者が作成

Google検索セントラルのページ分けと段階的ページ読み込みの説明画面

出典:ページ分け、段階的ページ読み込み、それらの Google 検索に対する影響(スクリーンショットは筆者取得)

ステップ①各ページに一意のURLとcanonicalを付ける

最初に、分割した各ページが別々のURLを持っているかを確かめます。Googleは「?page=2」のようなクエリパラメータや、当社サイトのような「/page/2/」の形を、それぞれ別のページのURLとして扱います。

正規URL(canonical)は各ページ自身を指定し、1ページ目を正規ページにしないでください。Googleのドキュメントは「一連のページネーションの1ページ目を正規ページとして使用しないでください」と明記しています。1ページ目に寄せると、2ページ目以降にしか載っていない記事が見つかりにくくなります。

ページ番号をURLの「#」の後ろに書く方法は避けましょう。Googleはフラグメント識別子(「#」以降の文字列)を無視するため、2ページ目以降を取得済みのページと判断してリンクをたどらない可能性があります。

ステップ②aタグで次のページと1ページ目へ順番にリンクする

次に、各ページから次のページへのリンクが、href属性の付いたaタグで書かれているかを確かめます。Googleのクローラーはボタンを「クリック」せず、ユーザーの操作で動くJavaScriptの関数も実行しません。

Googleは各ページに次のページへのリンクを置くことに加え、1ページ目へ戻るリンクを設定して一連のページの始点を示すことも推奨しています。当社サイトの一覧では、前へ・次へ・ページ番号に加えて、どのページからも「1」へ戻れる形になっており、この条件を満たしていました。

リンクの有無は、ブラウザの「ページのソースを表示」で「/page/2/」などのURLがaタグに含まれているかを見れば確認できます。見た目はページ送りでも、JavaScriptで中身を差し替えているだけならGoogleには1ページに見えてしまうため注意してください。

ステップ③並べ替えのURLはnoindexで除外する

最後に、同じ一覧の並べ替えや絞り込みで生まれるURLを、インデックスに登録させない設定にします。Googleは「?order=price」のような並べ替えURLの例を挙げ、noindexのrobots metaタグかrobots.txtで除外するよう案内しています。

除外するのは「同じ一覧の別の並び」であって、ページ列そのもの(2ページ目・3ページ目)ではありません。ここを取り違えて2ページ目以降をnoindexにすると、そこからしかリンクされていない記事や商品の発見が遅れます。

当社サイトの記事一覧には並べ替えが無いため、この設定は不要でした。ECサイトのように価格順・新着順の切り替えがある場合は、インデックスカバレッジのレポートで除外したURLが「noindexタグによって除外」に入っているかを確かめてください。

ページネーションの3方式と長所・短所

ページネーションには、ページ分け・さらに読み込む・無限スクロールの3方式があります。Google検索セントラルは長いリストの一部だけを表示するUXパターンとしてこの3つを挙げ、長所と短所を比較しています。

◆ページネーションの3方式の長所・短所とSEOの対策

方式長所短所SEOの対策
①ページ分け全体の長さと現在地が分かるページ間の移動に手間がかかり、続きを見るのに新しいページの読み込みが要る一意のURLとaタグのリンク(本記事の3ステップ)
②さらに読み込む1ページで完結し、合計件数をボタン付近に出せる件数が非常に多い場合に対応できない裏でページ分けのURLを用意し、サイトマップにも載せる
③無限スクロールスクロールだけで続きが見え、直感的終わりが見えずスクロール疲れが起きる。件数が非常に多い場合に対応できない一定量ごとにURLを更新し、ページ分けのURLを併用する
ページネーションの3方式と長所・短所の比較図

筆者が作成

方式①ページ分けは全体の長さと現在地が分かる

ページ分けは、「次へ」「前へ」やページ番号のリンクで1ページずつ移動する方式です。Googleのドキュメントは長所として「検索結果の全体の長さと現在の位置がわかる」、短所として移動の操作が複雑になる点と新しいページの読み込みが要る点を挙げています。

記事一覧や商品一覧のように、Googleに個々のページを見つけてほしい場面では、ページ分けが最も確実な方式です。各ページが自然に別のURLになり、aタグのリンクでつながるため、追加のSEO対策がほとんど要りません。

当社サイトの記事一覧もページ分けで、22記事ずつ9ページに分けています。1ページあたりの件数を増やしすぎると読み込みが重くなり、減らしすぎるとページ数が増えて深い記事まで届きにくくなるため、20件前後を目安にしています。

方式②さらに読み込むは1ページで完結するが件数に上限がある

「さらに読み込む」は、ボタンを押すと最初に表示された一覧が下に伸びる方式です。Googleは長所として1ページで完結し合計件数を表示できる点、短所としてすべてが1つのページに含まれるため件数が非常に多い場合に対応できない点を挙げています。

この方式は通常JavaScriptで実装され、Googleのクローラーはボタンを押しません。ボタンの先にしか無い記事や商品は、裏でページ分けのURLを用意するか、サイトマップに載せないとGoogleに見つけてもらえません。

ECサイトではGoogle Merchant Centerのフィードで商品を伝える方法もあると、同じドキュメントで案内されています。見た目の方式と、Googleに伝える経路を分けて考えるのが対策の基本です。

方式③無限スクロールはURLの更新とページ分けの併用が必要

無限スクロールは、ページの末尾まで進むと自動で続きが読み込まれる方式です。Googleは長所として直感的な操作、短所として終わりが見えない「スクロール疲れ」と、件数が非常に多い場合に対応できない点を挙げています。

Google検索セントラルブログの無限スクロールのベストプラクティス(2014年2月)では、無限スクロールのページを一定量ごとに分割し、各部分にページ分けと同じURLを用意する方法が示されています。

スクロールで続きが読み込まれるたびにHistory APIのpushStateでブラウザのURLを更新し、ユーザーが直接開いても同じ内容が出るようにするのが要点です。このブログ記事にはrel=”next”/”prev”の記述も残っていますが、現在のドキュメントではGoogleはこのタグを使わないと明記されています。URLの分割とリンクの部分だけを採用してください。

Google検索セントラルブログの無限スクロールのベストプラクティスの説明画面

出典:検索エンジンとの相性を考慮した無限スクロールのベストプラクティス(スクリーンショットは筆者取得)

ページネーションの3つの実装方法

ページネーションの実装は、WordPressなら標準関数、静的なHTMLならaタグの一覧、JavaScriptならURLの更新を伴う形が基本です。どの方法でも、前の章の3ステップ(一意のURL・aタグのリンク・除外設定)を満たしているかを最後に確かめてください。

実装①WordPressは標準関数で出力する

WordPressの一覧ページ(アーカイブ)では、テーマのテンプレートにthe_posts_pagination関数を書くと、前へ・次へ・ページ番号のリンクが出力されます。WordPress 4.1で追加された標準の関数で、プラグインは不要です。

当社サイトの一覧もこの標準出力で、各ページのURLは「/case/page/2/」、canonicalは各ページ自身になっていました。表示するページ番号の数はmid_size、前後のリンク文字はprev_text・next_textの引数で変えられます。

1ページあたりの件数は管理画面の「設定 → 表示設定」で決まります。プラグインで無限スクロールに変える場合は、裏側のページ分けURLが残っているかを「/page/2/」を直接開いて確かめてください。

実装②HTMLはaタグのリンク一覧で作りCSSで整える

静的なHTMLサイトでは、分割したページごとにファイルを用意し、各ページの下部にaタグでページ番号と前後のリンクを並べます。見た目はCSSで整え、現在のページだけ色や太さを変えると現在地が分かりやすくなります。

リンク先は「/list/page2.html」のように一意のURLにし、「#page2」のようなフラグメントで切り替える作りにしないでください。各ページのhead内には、そのページ自身のURLをcanonicalとして書きます。

ページを追加するたびに全ページのリンク一覧を直す手間がかかるため、件数が増える一覧はCMSや静的サイトジェネレーターで自動出力する方が管理しやすくなります。

実装③JavaScriptはURLを更新しながら切り替える

JavaScriptで一覧を動的に切り替える場合は、表示を変えるたびにHistory APIのpushStateでURLを更新し、そのURLを直接開いても同じ一覧が表示される作りにします。

GoogleのJavaScript SEOの基本では、フラグメントで別の内容を読み込む方法は推奨されていません。

ページ送りのボタンもhref属性付きのaタグで書き、JavaScriptが動かない環境でもリンク先のページが開くようにしてください。Googleがリンクを検出できるのは、href属性が設定されたaタグだけです。

サーバー側で各ページのHTMLを返せるなら、JavaScriptは見た目の切り替えだけに使うのが安全です。実装後はSearch ConsoleのURL検査で2ページ目を調べ、インデックス登録済みになっているかを確かめてください。

ページネーションなど内部対策の内製化なら、株式会社LAYUP

株式会社LAYUP(岡山市)は、筆者(代表取締役 光田直史)が自社サイトの対策語199語の検索結果を毎週実測し、本記事のように自社サイトを点検した結果をもとに記事を書き直している会社です。2026年9月時点で、議事録の作成やクライアントのコラム執筆、順位の記録など10本の作業を無人の定期実行で動かしてきました。

SEO・LLMO内製化支援では、ページネーションや内部リンク、canonicalといったSEOの内部対策を、貴社のサイトのHTMLとSearch Consoleを一緒に見ながら点検する方法をお伝えします。

ツールの操作だけでなく、Googleの公式ドキュメントのどこを読んで何を直すかの判断基準を社内に残すことを重視しています。岡山を中心とした中小企業で、記事や商品は増えているのに検索からの流入が伸びないとお困りなら、株式会社LAYUPへご相談ください。貴社の一覧ページを実際に点検した結果をもとに、具体的な指摘をお返しします。

ページネーションの設定でよくある3つの質問

最後に、ページネーションについて筆者がよく受ける質問に答えます。

質問①ページネーションは必ず設定した方がいいですか?

ページネーションは、1ページに収まらない長い一覧がある場合にだけ必要で、記事やページの数が少ないサイトでは不要です。Googleのドキュメントも、ページネーションを「長いリストの一部だけを表示する方法」の1つとして位置づけています。

1つの記事を複数ページに分けてページビューを増やす使い方は、読者の手間を増やすだけで、SEO上の効果はありません。旧版のこの記事では「PV数が増える」をSEO効果の1つに挙げていましたが、本記事では削除しました。

一覧が20件を超えて読み込みが重くなってきたら、ページ分けを検討してください。当社サイトでは記事が22件を超えた時点でWordPressの標準機能が自動的に2ページ目を作っています。

質問②rel=next/prevはもう書かなくてよいですか?

Google向けには書かなくてよいです。Google検索セントラルのドキュメントは、以前は次のページと前のページの関係をこのタグで認識していたが今後は使わないと明記しており、代わりに各ページへの固有の正規URLと順番のリンクを求めています。

当社サイトの記事一覧はこのタグを書いていませんが、2026年10月8日時点で9ページすべてがインデックス登録されています。既に書いてあるサイトで、わざわざ削除する必要はありません。

Googleは他の検索エンジンが引き続き使う可能性があるとも述べています。Google以外の検索エンジンからの流入が多いサイトは、各検索エンジンの公式情報を確認してから判断してください。

質問③2ページ目以降をnoindexにした方がよいですか?

ページ列そのもの(2ページ目・3ページ目)はnoindexにせず、インデックス登録できる状態にしておく方がよいです。Googleがnoindexやrobots.txtでの除外を案内しているのは、並べ替えや絞り込みで生まれる同じ一覧の別バージョンに対してです。

2ページ目以降をnoindexにすると、そこからしかリンクされていない記事や商品をGoogleが見つける経路が細くなります。当社サイトでは9ページすべてを登録可能にしており、2ページ目の参照元として1ページ目と4ページ目が記録されていました。

一覧ページが検索結果に出ること自体は、当社の実測では90日で表示18回とごくわずかです。一覧ページの順位ではなく、その先の記事ページの登録状況をインデックスカバレッジで確かめてください。

ページネーションはGoogleの推奨どおりに設定しよう!

ページネーションとは、長い一覧を複数のページに分割し、リンクで移動できるようにする仕組みで、SEOの設定はGoogleの公式ドキュメントに沿えば3つの手順で済みます。

  • ステップ①各ページに一意のURLとcanonicalを付ける
  • ステップ②aタグで次のページと1ページ目へ順番にリンクする
  • ステップ③並べ替えのURLはnoindexで除外する

この記事の要点は次の4つです。

  • 当社サイトの記事一覧9ページは、rel=”next”/”prev”が無くても全ページがインデックス登録されていた
  • 一覧ページの検索表示は90日で18回とわずかで、役割は記事をGoogleに見つけさせることにある
  • 1ページ目を正規URLにしない・フラグメント(#)でページを分けない・ボタンだけのページ送りにしない
  • 無限スクロールや「さらに読み込む」を使う場合も、裏でページ分けのURLとaタグのリンクを用意する

設定を変えたら、Search ConsoleのURL検査で2ページ目を調べ、登録済みになっているかを確かめてください。自社サイトの一覧ページを今日1つ点検するだけで、Googleに届いていない記事や商品があるかが分かります。

自社でHTMLとSearch Consoleを読み解いて内部対策を進める体制を作りたい方は、株式会社LAYUPのSEO・LLMO内製化支援へご相談ください。

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